【7月9日 AFP】豪雨に見舞われた九州を中心とする西日本や東日本各地では9日、洪水や土砂崩れで孤立した人々の救助が消防や自衛隊によって進められた。菅義偉(Yoshihide Suga)官房長官の発表によると、これまでに58人の死亡が確認され、現在も17人が行方不明となっている。

 日本列島の南西部が梅雨前線に覆われた4日以降、各地で記録的な大雨が降り、河川が氾濫するなど多くの被害が出ている。当局によると、岐阜県では土砂崩れや洪水により1000戸以上、約2300人が孤立している。

 一方で最も甚大な被害が出た熊本県では、がれきの撤去作業が始まっている。

 気象庁は少なくとも12日まで大雨が続く見通しと発表し、低地では土砂崩れや洪水に警戒するよう強く呼び掛けている。(c)AFP/Charly Triballeau with Quentin Tyberghien