【7月9日 AFP】世界の科学者239人が世界保健機関(WHO)などに対し、新型コロナウイルスが2メートルを超える距離で空気感染する可能性があることを認識し、それに応じて感染防止策を見直すよう訴えた。WHOはこれを受け、空気感染に関する「新たな証拠」を精査する意向を表明した。

 くしゃみやせきによる飛沫(ひまつ)の大きさは、その到達範囲や振る舞いにどう影響するのか、また、新型コロナウイルスをめぐり議論されている内容について図にまとめた。

■新型コロナウイルスに関する議論

・エアロゾルに含まれる微量のウイルスが、ヒトに対して感染力を持ち得るか

・空気感染に関するWHOの助言は現在まで、病院内での処置など限定的

・科学者239人は、エアロゾルに関する一般的なリスクの認識を大幅に高めるよう要請

・WHOは7月7日、ウイルスは以前の想定より広く拡散する可能性があるという「新たな証拠」が出てきたと言明

(c)AFP