【7月9日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは8日、第34節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)はブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)を3-1で下し、リーグ最多勝ち点記録の更新に前進。前節敗れたマンチェスター・シティ(Manchester City)は、ニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)から5点を奪い快勝した。

 シティが2018年に記録した100ポイントの更新を目指すリバプールは、2月以降では初めてアウェーで勝利して勝ち点を積み上げた。

 勝ち点を92としたリバプールは、残すバーンリーFC(Burnley FC)、アーセナル(Arsenal)、チェルシー(Chelsea)、ニューカッスルとの4試合で9ポイントを獲得すれば新記録樹立となる。

 記録についてリバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は、「自分にとってそれは重要ではない。まったく興味は無いが試合には勝ちたい」と話している。

 6分にモハメド・サラー(Mohamed Salah)が相手のミスをついて今季公式戦22点目を挙げたリバプールは、敵地では2月15日以来となる得点を記録した。

 その3分後にジョーダン・ヘンダーソン(Jordan Henderson)がペナルティーエリアの外からシュートを突き刺しリードを広げたリバプールは、前半アディショナルタイムにレアンドロ・トロサール(Leandro Trossard)に1点を返されたものの、76分にアンドリュー・ロバートソン(Andrew Robertson)のクロスにサラーが頭で合わせ、アウェーで公式戦6試合ぶりの勝利を確実にした。

 前節敵地でサウサンプトン(Southampton FC)に今季9敗目を喫した2位シティは5-0で快勝。リーグ再開後のホームでは4連勝を飾り、その間の得点数は17で失点をゼロに抑えている。  

 決定機を逃して前節は戦犯の一人となったガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)は10分、ダビド・シルバ(David Silva)のクロスをファーサイドに流し込んで先制点を挙げた。  

 その後ケビン・デ・ブルイネ(Kevin de Bruyne)のお膳立てからリヤド・マフレズ(Riyad Mahrez)が難なく決めて突き放したシティは、さらにマット・リッチー(Matt Ritchie)のクリアがフェデリコ・フェルナンデス(Federico Fernandez)に当たってゴールに吸い込まれ3点目を奪った。

 8月のシーズン終了後、10年在籍したシティを離れるシルバは、見事なFKを沈めて4点目をマークすると、最後はラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)の得点をアシストし、退団が惜しまれる理由をプレーで示した。

 また、6位につけるウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)は、シェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)に0-1で敗れ、悲願の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)出場権獲得に向け手痛い敗戦を喫した。(c)AFP/Kieran CANNING