【7月9日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間9日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は54万5414人に増加した。

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 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計1190万6470人の感染が確認され、少なくとも629万5700人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 8日午前4時以降、新たに5523人の死亡と20万181人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの1254人。次いで米国(1044人)、メキシコ(895人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに13万1857人が死亡、302万2899人が感染し、少なくとも93万6476人が回復した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は6万6741人、感染者数は166万8589人。以降は英国(死者4万4517人、感染者28万6979人)、イタリア(死者3万4914人、感染者24万2149人)、メキシコ(死者3万2014人、感染者26万8008人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの84人。次いで英国(66人)、スペイン(61人)、イタリア(58人)、スウェーデン(54人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万3572人、回復者数は7万8548人。

 アフリカ南部のレソトでは初の死者が確認された。

 地域別の死者数は、欧州が20万812人(感染277万388人)、米国・カナダが14万625人(感染312万9267人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が13万2915人(感染303万9720人)、アジアが4万27人(感染157万9739人)、中東が1万8872人(感染86万5653人)、アフリカが1万2028人(感染51万1260人)、オセアニアが135人(感染1万443人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP