【7月8日 Xinhua News】中国のスマートフォン大手、広東欧珀移動通信(OPPO、オッポ)は6日、英通信大手ボーダフォン、スウェーデンの通信機器大手エリクソンの2社と手を組んで、英国の第5世代移動通信システム(5G)のスタンドアローン(SA)ネットワークプロジェクトに参加し、ネットワークスライシングサービスを提供すると発表した。

 SAとは既存のノンスタンドアローン(NSA)方式が4Gネットワークと連携しているのに対し、5G単独で運用可能な通信方式を指す。ネットワークスライシングとは多様なニーズや用途に応じてネットワークを仮想的に分割する技術で、効率的にネットワークを提供することができる。

 OPPOの関連部門責任者によると、プロジェクトでは英コベントリー大学構内に5Gネットワークを構築。米クアルコムの「スナップドラゴン865」と台湾メディアテックの「ディメンシティー1000」シリーズのシステムオンチップ(SoC)を搭載したOPPOの5G対応スマホが採用された。

 OPPOによると、同社は欧州で40社を超える通信事業者と提携しており、今後はSAとネットワークスライシング技術に力を入れて「5Gエコシステム」を構築していく方針を示している。(c)Xinhua News/AFPBB News