【7月8日 Xinhua News】中国の自動車大手、中国第一汽車集団(中国一汽)がこのほど発表したデータによると、6月30日時点で、上半期(1~6月)の自動車生産台数は前年同期比1・5%増の162万2279台、販売台数は2・3%増の163万923台。中国証券報が伝えた。

 主力の「紅旗」ブランドの生産台数は89・5%増の6万9759台、販売台数は2・1倍の7万45台。「解放」ブランドの生産台数は16・5%増の23万2164台、販売台数は35・6%増の27万8235台。「奔騰(Bestune)」ブランドの生産台数は4万3820台、販売台数は4万8650台。

 マツダとの合弁企業、一汽マツダの生産台数は4万3782台、販売台数は3万4051台だった。

 合弁企業の生産台数は合わせて122万5422台、販売台数は119万2379台。うち、独フォルクスワーゲン(VW)との合弁企業、一汽VWの生産台数は89万1085台、販売台数は84万4351台、トヨタとの合弁企業、一汽トヨタの生産台数は33万4337台、販売台数は34万8028台だった。

 6月単月の販売台数を見ると、「紅旗」ブランドが前年同月比92・5%増の1万5422台、「解放」ブランドが94・5%増の4万8672台、「奔騰」ブランドが1万2357台だった。一汽VWは18・4%増の17万8572台、一汽トヨタは28・9%増の8万1449台、一汽マツダは17・5%増の1万15台だった。

 注目に値するのは、新型コロナウイルスにより、自動車産業や一部の自動車ブランドが深刻な打撃を受ける中、「紅旗」ブランドの売れ行きが好調だったことだ。多目的スポーツ車(SUV)の中型モデル「紅旗HS5」は、同社がSUV分野で力を入れる製品で、販売台数は2カ月連続で9千台を超え、「紅旗」ブランドの販売拡大に貢献した。(c)Xinhua News/AFPBB News