セルビア、外出制限を再導入へ 数千人が抗議デモ
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【7月8日 AFP】セルビアの首都ベオグラードで7日夜、週末の外出制限再導入の発表に怒った数千人が抗議デモを行った。議会に突入しようとした一部のデモ参加者と警察がもみ合いになり、警察は催涙ガスを使用した。
首都中心部で行われたデモの参加者らは、政府の新型コロナウイルス危機への対応を批判した。セルビアは2か月前に最初のロックダウン(都市封鎖)を解除したが、現在感染者数が急増している。
7日の同国の1日当たりの死者数は13人と過去最高を記録した。アレクサンダル・ブチッチ(Aleksandar Vucic)大統領は同日夕方、週末の外出制限を発表。10日から13日の期間で、全国的に行うかベオグラードのみとするかは政府の緊急対策チームがこれから決めると説明した。
セルビアの過去2週間の1日当たりの感染数は急増しており、現在では300人を上回ることも珍しくない。
セルビアでは、新型コロナの感染者が初めて確認された3月6日以降、330人が死亡、1万6700人が感染している。(c)AFP