【7月8日 Xinhua News】中国青海省(Qinghai)黄南チベット族自治州政府は6日、2020年、300万元(1元=約15円)を投じ、無形文化遺産保護の取り組みを強化することを明らかにした。

 同自治州は、国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の無形文化遺産にも指定されている熱貢芸術の発祥地だ。その起源は10世紀にさかのぼり、タンカ絵画や彫刻、壁画をはじめとするチベット仏教の芸術が含まれる。

 同自治州は2020年、地区級保護プロジェクトを100件立ち上げるとともに、地区級継承者を100人増やすことで、無形文化遺産保護の取り組みをさらに充実させる構えだ。

 また、無形文化遺産の継承・学習施設を新たに20か所設置し、継承者が無形文化遺産に関する技術を指導できるように空間を提供する。

 同自治州を訪れた観光客の数は2019年、前年比20・5%増の810万人超に上った。(c)Xinhua News/AFPBB News