【7月8日 Xinhua News】中国の今年6月末の外貨準備高は3兆1123億ドル(1ドル=約108円)で、5月末に比べ106億ドル、率にして0・3%増えた。国家外国為替管理局が7日発表したデータで明らかになった。

 同局副局長で報道官の王春英(Wang Chunying)氏は、為替換算と資産価格の変化などの要因が総合的に作用し、外貨準備高が増えたとの見解を示した。6月は国際金融市場で米ドル指数が小幅に下がり、主要国の資産価格が多少上昇し、中国の外為市場の需給が全体的に均衡を維持したと述べた。

 また、中国は現在、各種経済指標に改善がみられ、経済情勢が徐々に好転する方向に変わりつつあると説明。今後を見ると、揺るぎなく改革を深め、開放を拡大することで、経済成長に強じん性があり、長期的に上向くファンダメンタルズは変わっておらず、外貨準備の全体的安定維持に役立つとの見方を示した。(c)Xinhua News/AFPBB News