米ハーバード大の全面オンライン移行、「ばかげている」とトランプ氏
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【7月8日 AFP】米国のドナルド・トランプ大統領は7日、ハーバード大学(Harvard University)が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)の影響で、秋からの新学期の講義をオンラインへ移行する決定を下したことについて「ばかげている」と非難した。
11月の大統領選で再選を目指すトランプ氏は、米国の南部と西部を中心に新型ウイルス感染者が急増し続けているにもかかわらず、経済活動の再開に向けて強気の姿勢を示している。
トランプ氏はホワイトハウス(White House)で開かれた円卓会議で、ハーバード大の全面オンライン移行は「ばかげている。安易な解決法だと思う。恥じるべきだと思う」「誰もがそれ(通常講義の再開)を望んでいる。母親も父親も、子どもも望んでいる。今がそうする時だ」「学校を再開させたい。早急かつ見事に、秋(の新学期)に再開させたい」と述べた。
米国の新学期へ向けて、多くの学校は通常講義とオンライン講義を組み合わせる「ハイブリッド・モデル」を検討しているが、ハーバード大を含めた一部の学校は全講義をオンラインで行う方針を示している。(c)AFP