【7月8日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間8日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は53万9620人に増加した。

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 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計1169万3770人余りの感染が確認され、少なくとも614万5500人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 7日午前4時以降、新たに4466人の死亡と16万8927人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の733人。次いでブラジル(620人)、メキシコ(480人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに13万813人が死亡、296万3244人が感染し、少なくとも92万4148人が回復した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は6万5487人、感染者数は162万3284人。以降は英国(死者4万4391人、感染者28万6349人)、イタリア(死者3万4899人、感染者24万1956人)、メキシコ(死者3万1119人、感染者26万1750人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの84人。次いで英国(65人)、スペイン(61人)、イタリア(58人)、スウェーデン(54人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万3565人、回復者数は7万8528人。

 地域別の死者数は、欧州が20万255人(感染275万4284人)、米国・カナダが13万9564人(感染306万9351人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が13万85人(感染296万9430人)、アジアが3万9326人(感染154万3213人)、中東が1万8557人(感染85万1828人)、アフリカが1万1698人(感染49万5325人)、オセアニアが135人(感染1万347人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP