黒人に「命脅かされた」と通報、白人女性を虚偽の罪で起訴へ 米NY
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【7月7日 AFP】米ニューヨーク・マンハッタン(Manhattan)地区の検事当局は6日、セントラルパーク(Central Park)で黒人男性から飼い犬にリードをつけるよう言われ、「アフリカ系米国人に命を脅かされている」と警察に通報した白人女性について、虚偽通報の罪で起訴すると発表した。
起訴される見通しのエイミー・クーパー(Amy Cooper)氏は今年5月25日、リードでつながなければならない犬を放し、野鳥観察をしていた黒人男性にとがめられた。すると緊急通報番号911に電話をし、「セントラルパークにアフリカ系米国人男性がいて、私を撮影し、私と犬を脅している」などと説明した。
クーパー氏は罪状認否のため、10月14日に出廷するよう命じられた。有罪となった場合、最大で禁錮1年が言い渡される可能性がある。
黒人男性は撮影した動画をツイッター(Twitter)に投稿。クーパー氏の行動に対し、警察を言いくるめて黒人男性の身を危険にさらそうとしたと非難の声が上がっていた。(c)AFP