【7月7日 AFP】先月ハンドサイクルのレース中にトラックと衝突し、重傷を負った元フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)ドライバーのアレックス・ザナルディ(Alex Zanardi)が6日、3度目の神経修復手術を受けた。医師は依然として重体だと話している。

 約20年前のレース事故で両脚を切断した後、ハンドサイクルのパラリンピック金メダリストとなったザナルディは、6月19日に行われたイタリア国内のレースで自転車のコントロールを失い、向かってきたトラックと衝突。頭部に重傷を負い、顔の複数箇所を骨折した。

 ザナルディが入院しているイタリア・シエナ(Siena)近郊の病院によれば、顔の再建手術は成功したが、神経の状態に関しては依然として重大な懸念が残っているという。(c)AFP