【7月7日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは6日、第33節の試合が行われ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)はホームでエバートン(Everton)に1-0で勝利。この試合のハーフタイムには、トッテナムのGKウーゴ・ロリス(Hugo Lloris)とFW孫興民(Heung-Min Son、ソン・フンミン)が衝突する一幕もあったが、守護神は試合後、すでに和解したと主張した。

 前半が終わって孫が通路に向かって歩いていると、ロリスは同選手に食って掛かり、怒鳴ったり肩を押したりした。

 いつもは穏やかな孫が怒ったような反応を見せると、衝突はエスカレートする恐れがあったため、チームメートのハリー・ウィンクス(Harry Winks)とムサ・シッソコ(Moussa Sissoko)は両者を引き離さざるをえなかった。

 エバートンのシャルリソン(Richarlison)にゴールを脅かされる直前、孫は中盤のルーズボールを追おうとせず、ロリスはこれに腹を立てた。

 ロリスは「ハーフタイム直前にチャンスを与えたのは、プレッシャーをかけなかったからだと思う。それにいら立った。だが、もちろんそれもサッカーだ」とコメントした。

 和を保とうとしたトッテナムのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、ハーフタイムで両選手を交代させなかった。試合終了のホイッスルが鳴ると、ロリスと孫は抱き合うなど和解したように見えた。

 ロリスは「控室で解決すべきことでしかない。外からは好き勝手に言える。サッカーでは時折起きること」と続けた。

 トッテナムは前半、ジオヴァニ・ロ・チェルソ(Giovani Lo Celso)がシュートを打つと、これがマイケル・キーン(Michael Keane)に当たってオウンゴールになり、リーグ戦再開後の2勝目を手にした。

 闘争心を常にむき出しにするモウリーニョ監督のプレミアリーグ通算200勝目となった試合で、ロリスと孫の衝突が話題になるのはなんとなく似つかわしいものだった。

 モウリーニョ監督は実際、両者の衝突は勝利への意欲を示すものだったため、それをうれしく思ったという。

 モウリーニョ監督は「美しい。あれはチームでの話し合いの結果なのかもしれない。だから、もし誰かを責めたいのならその気持ちを私に向けてほしい」とコメントした。

「選手たちには、もっと互いに要求し合い、チームメートにプレッシャーをかけるよう求めた。素晴らしいやつで、チームを優先するような選手のソニー(孫の愛称)を、キャプテン(ロリス)は『おまえはもっとしっかりプレーしなければならない』と思ったのが前半の状況だった」

「良いやつらが集まったチームだが、今季彼らが手にする可能性があるのはフェアプレーカップだけ。そんなもの一度も獲得したことがないし、一切興味がない」

「ピッチ上ではなく、控室で起きるべきことだったが、私がかつて率いた優勝チームにも、チーム内に大きな衝突があったことは誓う」 (c)AFP