【7月7日 AFP】19-20ドイツ・ブンデスリーガは6日、昇格・降格プレーオフ第2戦が行われ、1部のヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)は敵地で後半アディショナルタイムに値千金のゴールを奪って2部のハイデンハイム(1. FC Heidenheim)と2-2で引き分け、2戦合計2-2としてアウェーゴール差で来季の残留を決めた。

 レギュラーシーズンの最終日に、なんとか昇格プレーオフの出場権を手にしたブレーメンのフロリアン・コーフェルト(Florian Kohfeldt)監督は「とにかく幸せだし、最終的に残留できてうれしい」とコメントした。

「今季われわれは何度も死んだが、いつもそこから生き返った」「信じられないようなプレッシャーから全員が解き放たれた」「すべての批判は正当化されたが、選手たちに敬意を」

 4度のリーグ制覇を誇るも、最後の優勝は2003-04シーズンにまでさかのぼるブレーメンが1部所属の最長記録を維持したのに対し、ハイデンハイムは来季も2部にとどまることになった。

 相手のオウンゴールで開始3分に先制したものの、85分にFWティム・クラインディーンスト(Tim Kleindienst)に同点弾を許してハイデンハイムに望みをつながれたブレーメンだったが、後半アディショナルタイム4分に残留が確実なものになった。

 相手DFを突破した途中出場のFWフィン・バルテルス(Fin Bartels)のお膳立てから、DFルドビク・アウグスティンソン(Ludwig Augustinsson)が今季初ゴールを決め、チームにとってはこれが値千金の2点目となった。

 ブレーメンはその後、DFテオドール・ゲブレ・セラシェ(Theodor Gebre Selassie)がペナルティーエリア内でMFトビアス・モール(Tobias Mohr)にファウル。同7分にこのPKをクラインディーンストが決めてハイデンハイムはスコアを2-2としたが、遅きに失した。

 無観客開催となったこの試合の後半には、若者の集団が一時的にメインスタンドに現れるも、すぐに退去させられるという不思議な光景もあった。(c)AFP