北京市、新たな自動運転テストコース開放 総延長215キロ
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【7月8日 Xinhua News】中国北京市海淀区はこのほど、同区の中関村科学城北区に設けられた広さ100平方キロの自動運転モデル区(第1期)のテストコースが6月30日から全面的に開放されていると明らかにした。テストコースには道路52本が含まれ、総延長は215・3キロに及ぶ。
中関村自動運転モデル区は、東西南北をそれぞれ永豊基地、聶各荘-北安河路、温泉路、沙陽路に囲まれた区域と「海淀自動車教習所」区域で構成され、面積は計画ベースで100平方キロ。中関村科学城は19年にテストコース3本、計19・4キロを開放している。
海淀区は、テストコース第2期も年内に開放する予定で、区内で最終的に400キロ近くのテストコースを建設するとともに、北清路で「総合インテリジェントコネクテッド交通回廊」プロジェクトを適切な時期に始める計画だ。また、海淀自動車教習所内における閉鎖型自動運転テストコースの再整備を行い、自動運転機能テストシーン27種、オンラインテストシーン49種、仮想現実(VR)技術を活用するテストシーン1千種以上に対応できるように改良する。それに、スタートアップ企業を支援するため、高速自動運転に向けたテストシーンの導入も視野に入れる。
中関村科学城の責任者によると、中関村自動運転モデル区は今後、自動運転、5G対応スマートIoV(車のインターネット)、「北斗」測位システム、スマートモビリティーなどを中核とする一連の新インフラ整備を発足させ、「自動車、道路、クラウド、ネットワーク、地図」が融合した、ネット化、スマート化されたイノベーションと応用のモデルシステムを構築する方針だという。(c)Xinhua News/AFPBB News