【7月6日 AFP】英警察は5日、ロンドンの繁華街ソーホー(Soho)地区でようやく営業を再開したパブに詰めかけた酔客らについて、酔っ払いはソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)ができない、する気がないことを「明々白々に」示したと述べた。

 イングランドの接客業は4日、新型コロナウイルス対策として休業してから3か月ぶりに営業を再開。パブやレストラン、理容店などの営業再開が認められた。メディアはこの日を「スーパーサタデー」「独立記念日」などと呼んだ。

 ボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相は3日、接客業の営業再開日を、より混乱が少なくすんだ可能性のある6日月曜日でなく4日土曜日と決めた理由について問われ、どちらでも大差ないと答えていた。

 一方、英国警察組合のジョン・アプター(John Apter)委員長は、自身の勤務は「裸の男たちや、浮かれた酔っ払い、怒った酔っ払い、けんか、さらに怒った酔っ払い」への対応で終わったと語った。

 アプター氏はロンドンのラジオ局に対し、「明々白々なのは、酔っ払いはソーシャル・ディスタンシングができない、する気がないということだ」と述べた。

 アプター氏は、自身が属するイングランド南部サウサンプトン(Southampton)の警察署は「何とか対処した」と述べる一方、「他の地域では警察官が攻撃される問題が起きたと把握している」と語った。(c)AFP/Dmitry ZAKS