【7月6日 AFP】キヤノン電子(Canon Electronics)などの人工衛星7基を搭載した商業用ロケットが5日、ニュージーランドの発射台から打ち上げられたが「行方不明」になった。ロケットを所有するスタートアップ企業ロケットラボ(Rocket Lab)が明らかにした。

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 ロケットラボの創立者で最高経営責任者(CEO)のピーター・ベック(Peter Beck)氏はツイッター(Twitter)に、「ミッション後半に機体を見失った。顧客の人工衛星をきょう(宇宙に)届けることができなかったのを非常に申し訳なく思う。問題を見つけて修正し、すぐにまた打ち上げられるようにする」と投稿した。

 米企業のロケットラボは、ニュージーランドに完全所有の子会社を持ち、小型人工衛星を地球低軌道に運ぶことを専門としている。ロケットラボによる人工衛星を搭載した打ち上げは、今回が13回目。

 ロケットラボは公式ウェブサイトで、飛行開始から4分後に「異常」を確認したと述べ、原因特定のため現在、米連邦航空局(FAA)と連携していると明らかにした。ベックCEOによると、行方不明になったロケットにはキヤノン電子の他、スペースフライト(Spaceflight)、プラネット(Planet)、インスペース・ミッションズ(In-Space Missions)の人工衛星が搭載されていたという。(c)AFP