インドの実業家、コロナ対策に金のマスク 値段は43万円
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【7月5日 AFP】インドに住む男性が、国内で拡大する新型コロナウイルスの感染予防として、金のマスクを注文し約4000ドル(約43万円)を支払ったと明かした。
この男性は同国西部の都市プネ(Pune)出身の実業家、シャンカル・クラディ(Shankar Kurhade)さん(49)。金でできたマスクは重さ60グラムで、職人らが8日かけて作ったという。
クラディさんはAFPに対し、「薄手のマスクで、息をするため微細な穴が開いている」 「コロナウイルスの感染から私を守るのに効果があるかは分からないが、他の予防策も取っている」と述べた。
クラディさんは外出の際、金のアクセサリーで着飾るのが好きだ。ブレスレットやネックレス、右手のすべての指にはめた指輪など、重さは計1キロにもなる。
産業倉庫の製造会社を持つクラディさんは、銀のマスクを着用する男性に関する報道を見て、このアイデアが浮かんだという。
「人々は私と自撮り写真を撮ろうと頼んでくる」「私が市場で金のマスクを着けているのを見ると、人々は畏敬の念を抱く」。クラディさんはこう語った。
インドでは、新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるため、公共の場でのマスク着用が義務付けられた。同国ではこれまで、約65万人の感染者が確認され、1万8600人以上が死亡した。(c)AFP