【7月5日 AFP】19-20イタリア・セリエAは4日、第30節が行われ、ジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)がリーグ最多出場記録を更新したユベントス(Juventus)は4-1でトリノ(Torino FC)とのダービーを制し、2位との勝ち点差を広げた。

 42歳のブッフォンは、ここまでリーグ戦647試合出場でミランのレジェンド、パオロ・マルディーニ(Paolo Maldini)氏と並んでいたが、パルマ(Parma Calcio、当時はパルマAC)でのデビューから25年、ユベントス加入から19年で新記録を樹立した。

 ブッフォンは、アレッサンドロ・デル・ピエロ(Alessandro Del Piero)氏が持つ公式戦出場のクラブ最多記録まであと35試合となっている。そこまでプレーできるかと問われたマウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督は、伊スカイ・スポーツ(Sky Sport Italia)に対して「かもしれない…最多得点記録を破れないのは間違いないがね」とコメントした。

 クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)がクラブでは59年ぶりにリーグ戦25得点目を挙げたユベントスは、ACミラン(AC Milan)に0-3で敗れた2位ラツィオ(SS Lazio)との勝ち点差を7に広げた。

 ラツィオの本拠地スタディオ・オリンピコ(Stadio Olimpico)に乗り込んだミランは、新型コロナウイルスの影響による中断明けでは初めて先発に復帰したズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)が1ゴール1アシストでチームをけん引し、ユベントスのリーグ9連覇を後押しした。

 ミランは前半の中盤、イブラヒモビッチのパスからハカン・チャルハノール(Hakan Calhanoglu)のミドルシュートが相手に当たってゴールに入り先制すると、34分にイブラヒモビッチがPKからチーム復帰後の公式戦5得点目を奪取。同選手は前半だけで交代となったが、59分には代わって入ったアンテ・レビッチ(Ante Rebic)がダメ押しの3点目を決めた。

 再開後4戦負けなしのミランは、これでナポリ(SSC Napoli)を抜いてヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2020-21)出場圏内の暫定6位に浮上した。一方のラツィオは、20年ぶりのリーグ優勝へ致命傷とも思える黒星を喫した。(c)AFP