【7月4日 AFP】スペイン北東部カタルーニャ(Catalonia)自治州は4日、新型コロナウイルス感染者の急増を受けて、リェイダ(Lerida)市近郊に位置する住民約20万人が暮らす地区を封鎖した。

 同州のキム・トラ(Quim Torra)首相は記者団に対し、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の急増がデータで確認されたことを受けて、セグリア(Segria)地区の封鎖を決定した」と述べ、同地区での入出境を禁じるとした。

 州保健相はまた、10人超の集会および老人ホームへの訪問を禁止すると発表した。

 同国ではすでに夏の休暇シーズンが始まり、欧州連合(EU)域外の12か国からの入国が再び認められていた。

 シェンゲン(Schengen)圏内および英国からの訪問者に対しては、すでに6月21日から国境が開放された。(c)AFP