【7月5日 Xinhua News】中国陝西省(Shaanxi)西安市(Xi'an)の空軍軍医大学西京医院でこのほど、ゲノム編集したブタからアカゲザルへの肝・心・腎移植が無事行われた。

 研究チームはブタ内在性レトロウイルス(PERV)をノックアウトして13個の遺伝子を組み換えたブタをドナーとし、肝臓、心臓、腎臓をそれぞれ別のサルに移植。肝移植を受けたサルは術後16日間生存しており、ブタとアカゲザルの補助的肝移植における生存期間の世界記録を更新した。

 研究は今後、臓器不足による移植制限の課題を解決する役割を果たすとみられる。(c)Xinhua News/AFPBB News