【7月3日 AFP】国連(UN)は2日、アフガニスタンで今年前半、民間人を狙った「計画的な襲撃」によって、800人以上が死亡または負傷したと明らかにした。暴力行為の増加は、計画されている和平協議の妨害が目的だとの懸念が高まっている。

 暴力行為は、米国とアフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)が和平合意に署名した2月前までの期間と、5月の3日間の停戦直後まで減少したが、その後、全土で襲撃が増加し続けている。

 国連アフガニスタン支援ミッション(UNAMA)によると、死傷者の半数はタリバンに責任があるという。

 タリバンとアフガン政府は定期的に各地で衝突しているが、ここ数週間は検察官や宗教指導者、礼拝者、ジャーナリスト、医療従事者、人権活動家らが攻撃の対象となっている。(c)AFP