【7月3日 AFP】新型コロナウイルスの影響で3月から中断している世界ラリー選手権(WRC 2020)が、9月のラリー・エストニア(Rally Estonia 2020)から再開することになった。主催者と国際自動車連盟(FIA)が2日、発表した。

 今季のWRCは、新型ウイルスの流行が発生する前に行われた3大会を含め少なくとも計8大会で構成されることになる。

 ヒュンダイ(Hyundai)の前年王者オット・タナック(Ott Tanak)の母国エストニアでは、昨年にプロモーションイベントが行われていたが、WRCの大会が開催されるのは今回が初めて。大会は9月4日から6日の短縮日程で実施される。

 ラリー・トルコ(Rally Turkey 2020、9月24日から27日)、ラリー・ドイツ(ADAC Rallye Deutschland 2020、10月15日から18日)、そしてラリー・ジャパン(Rally Japan 2020、11月19日から22日)は、当初の予定通りの日程で行われる。

 6月上旬に予定されていたラリー・イタリア(Rally Italia Sardegna 2020)は、10月29日から11月1日に日程が変更された。また、ベルギーとクロアチアで2大会の追加開催へ向け、現在協議中だという。

 3月に延期が決定していたラリー・アルゼンチン(2020 SpeedAgro Rally Argentina)はキャンセルが決まり、中止された六つ目のレースとなった。(c)AFP