【7月3日 AFP】19-20スペイン1部リーグは2日、第33節の試合が行われ、首位レアル・マドリード(Real Madrid)はホームでヘタフェ(Getafe CF)に1-0で勝利。2位FCバルセロナ(FC Barcelona)との勝ち点差を4にまで広げ、リーグ優勝に向けて大きな一歩を踏み出した。

 ホームのアルフレッド・ディ・ステファノ・スタジアム(Alfredo Di Stefano Stadium)で苦しい戦いを強いられたレアルは、DFセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)の終盤のPKが決勝点となり、王者にふさわしい勇敢な戦いぶりで白星を手にした。

 残りの試合の中で、おそらく最も難しいゲームの一つであるヘタフェ戦を制したレアルは、バルセロナとの差が4ポイントに開き、直接対決の成績でも上回っているため、優勝にかなり近づいている。

 バルセロナとの勝ち点4差は昨年9月の後では最大で、2位との勝ち点差は今シーズンを通してもこれが最大となる。

 5日にアウェーでアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)を下せれば、バルセロナが好調ビジャレアル(Villarreal CF)との難しいアウェーゲームに臨む数時間前に、レアルはその差を7ポイントに広げることさえできる。

 前節、アウェーでセルタ(Celta de Vigo)と2-2で引き分けていたバルセロナは、30日にもホームでアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)と同スコアのドローに終わっていた。これによってチャンスを得たレアルが、しっかり生かす形となった。

 リーグ再開後、レアルはわずか2失点しか喫さず6戦全勝という敵なしの好調ぶりを誇っており、バルセロナが首位の座に返り咲くにはレアルの大幅な失速が必要となっている。(c)AFP