「独法師」
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この写真は、メキシコのある裏路地で撮影されたものである。普段はクラブ、バー、カジノなどでにぎわっているこの通りも今や人の姿が見えない。閑散としている。そう、コロナウイルスが彼らの日常を奪ったのだ。目に見えない敵を目の当たりにし、孤立する人々、店の休業を強いられる人々が想像できる。
そんな中、一人歩いている男性がいる。私には彼の姿が影と光を表しているように見える。影、それはコロナウイルス。男性がコロナウイルスとたとえられており、周りを寄せ付けない空気を醸し出しているように感じる。つまり、彼が人々の“日常”を蝕んでいるのだ。一方で、この男性を光ととらえることもできる。この長い裏路地を抜けだした先、それが彼らの“日常”だ。いつ戻れるかはわからない。しかし、絶対にゴールはある。私たちは、より真剣にこの見えない敵に立ち向かわなければならない。暗い路地の先に見える光を目指して。
そんな希望を感じ、この写真を選定した。(ペンネーム:Syu)
[明治大学]