【7月2日 Xinhua News】中国天津市(Tianjin)の天津博物館で先月30日、重慶中国三峡博物館が所蔵する宋代から清代までの古琴20点余りを集めた展示会が開幕した。天津博物館が所蔵する玉壺氷琴や書画、磁器、玉細工なども合わせて披露。展示品にまつわる逸話や言い伝え、中国歴代の名琴、琴の奏者にまつわるエピソードなどのほか、古琴の雁足(がんそく、楽器を支える足)や琴柱(ことじ)、弦などの部品も紹介された。

 古琴は中国で最も古い伝統楽器の一つで、3千年余りの歴史がある。2003年には「『古琴』(七弦琴)演奏技」が第2回国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)「人類の口承および無形遺産の傑作の宣言」に盛り込まれ、その芸術的な価値が世界から認められた。展示会は10月11日まで開催される。(c)Xinhua News/AFPBB News