【7月3日 Xinhua News】中国新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)カシュガル地区ファイザバード(伽師)県出身の米爾扎提・吾馬爾(ミアルザティー・ウマル)さん(44)と妻の早然木・吐爾遜(ザーランム・トルサン)さんは、「花木の里」と呼ばれる江蘇省(Jiangsu)宿遷市(Suqian)沭陽県(Shuyang)で生活して1年余りになる。米爾扎提さん夫婦は、同県扎下鎮(Zhaxia)で20ムー(約1・3ヘクタール)余りの土地の使用権譲渡を受け、コウシンバラを栽培しながら、現代農業の技術を学んでいる。

 米爾扎提さんは2019年の初め、地元政府の支援を受けて、現地のパートナーと新しい事業を始めた。

 米爾扎提さん夫婦は技術と管理の勉強やコウシンバラ基地の管理、オンライン販売などで忙しい毎日を送っており、同年の利益は40万元(1元=約15円)近くに上った。彼らはコウシンバラの苗を新疆各地で販売し、栽培技術をライブ配信や微信(ウィーチャット、WeChat)の公式アカウントを通じて同郷の人たちに教えている。同鎮で米爾扎提さんとコウシンバラ栽培を学ぶ人もいる。米爾扎提さんは、「これまで新疆の農家約500世帯と提携してコウシンバラを栽培し、共に利益を上げてきた。そのうちの100世帯余りが貧困者で、既に貧困脱却を果たした人もいる」と語った。(c)Xinhua News/AFPBB News