【7月1日 AFP】メキシコ航空大手アエロメヒコ(Aeromexico)は6月30日、米連邦破産法11条の適用を申請したと発表した。新型コロナウイルスの影響で「前例のない打撃」を受けたとしている。

 アエロメヒコは破産手続きについて「自発的な」措置だとしており、今後、再建を目指す意向を示した。

 新型コロナの影響で、中南米で通常運航している20万の便数は5月末までに93%減となり、国際航空運送協会(IATA)によると、損失は推計180億ドル(約1兆9000億円)に上る。

 米連邦破産法11条の適用を申請すると、企業は債権の取り立てから保護され、米裁判所による監視の下で経営の立て直し、および事業の継続を目指すことが可能となる。

 中南米大手のLATAM(ラタム)航空(LATAM Airlines)とアビアンカ航空(Avianca)も、5月に破産の手続きを行っている。(c)AFP