【7月1日 AFP】映画『オーシャンズ11(Ocean's Eleven)』などへの出演で知られ、米テレビ界最高の栄誉とされるエミー賞(Emmy Awards)を9回受賞した俳優カール・ライナー(Carl Reiner)さんが6月29日、カリフォルニア州ビバリーヒルズ(Beverly Hills)の自宅で老衰により死去した。98歳だった。

 米ニューヨーク・ブロンクス(Bronx)出身のライナーさんは、脚本家、俳優、監督、プロデューサーとして多彩な才能を発揮し、1990年代以降も映画界で精力的に活動した。制作に関わった60年代のテレビコメディーシリーズ「ディック・バン・ダイク・ショー(The Dick Van Dyke Show)」では、自身も短気なコメディアン役で出演。ライナーさんは同シリーズでエミー賞を5回受賞した。

 1995年には、テレビ脚本の功績を評価されて全米脚本家組合(WGA)の特別功労賞を受賞。2000年にはコメディー界で最高の栄誉とされるマーク・トウェイン(Mark Twain)賞を受賞した。(c)AFP