【7月1日 AFP】香港政府トップの林鄭月娥(キャリー・ラム、Carrie Lam)行政長官は1日、国家安全維持法の施行について、香港返還以降「最も重要な進展」だと述べた。

 林鄭氏は香港返還23年の記念式典で、「国家安全維持法の施行は、返還後の中央政府と香港の関係において最も重要な進展とみなされる」「国家安全維持法は、香港が混乱からよく統治された状態に移行するターニングポイントだ」と述べた。

 さらに、国家安全維持法が「香港の司法の独立性と高度の自治を損なうことはなく、香港市民の自由と権利に影響を及ぼすこともない」と述べた。

 外国政府からの批判については「中傷的で悪意ある攻撃」と一蹴し、昨年民主派デモが起きたにもかかわらず、変わらず信頼し続けてくれたとして中国政府に感謝した。

 映像は香港返還23年の記念式典、1日撮影。(c)AFP