【7月1日 AFP】チェコ・プラハのカレル橋(Charles Bridge)で先月30日、国内における新型コロナウイルス危機の終わりを祝うイベントが開かれ、500メートルにわたり設けられたテーブルで、大勢の人が食事を共にした。

 EU加盟国でもあるチェコの人口は1070万人。早期から新型ウイルス対策を導入したことで、感染者は1万2000人未満、死者は350人未満にとどまっている。現在、対策の多くを緩和している。

 14世紀にできた橋の上の500メートルにわたるテーブルで、人々は家から持ちよった軽食や飲み物を分け合い、祝いの席を楽しんだ。

 今回のイベントを主催したオンドジェイ・コブザ(Ondrej Kobza)さん(41)は「参加者は食べ物や花など、何かしらを持ちよることにした。みんなを巻き込むことが狙いだった」とAFPに語った。コブザさんは、プラハでカフェを営んでいる。

「人々が集い、誰かに会うことを怖がらない様子や、誰かのサンドイッチを一口もらうことを恐れていない様子を示すことで、新型コロナウイルス危機の終わりを祝いたかった」

「怖がってはならない。さもないと経済危機や不況が起こり、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)よりも大きな打撃を社会に与えるだろう」とコブザさんは語った。(c)AFP