【7月1日 AFP】19-20スペイン1部リーグは30日、第33節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はリオネル・メッシ(Lionel Messi)がキャリア通算700ゴール目を挙げたものの、ホームでアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)と2-2で引き分け、リーグ優勝に向けてさらなる打撃を受けることになった。

 ジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)のオウンゴールで早々に先制したバルセロナは、サウル(Saul Niguez)のPKで同点とされる。その後、メッシがチップキックでPKを成功させ、またしても驚くべき偉業を成し遂げたが、再びサウルにPKを決められ、試合はドローで終了した。

 この結果は首位レアル・マドリード(Real Madrid)に、7月2日のヘタフェ(Getafe CF)戦で勝利できればバルセロナとの勝ち点差を4に広げるチャンスを与えることになった。ヘタフェ戦の後は残り5試合であるため、そうなった場合レアルは決定的なリードを手にすることになる。

 直接対決の成績で上回っているため、この状況からレアルが優勝を逃すには劇的な展開が必要になるが、バルセロナがプレッシャーをかけられるほど力強いフィニッシュを切れるという保証は何もない。

 直近4試合で三つ目のドローとなったバルセロナは、選手とコーチングスタッフとの間に不和が生じているとも示唆されており、キケ・セティエン(Quique Setien)監督の今後も暗いものになっているようだ。(c)AFP