【6月30日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)とイタリア・セリエAのユベントス(Juventus)は29日、MFアルトゥール(Arthur Melo)とMFミラレム・ピャニッチ(Miralem Pjanic)のトレード移籍が合意に至ったと発表した。契約期間はともに来シーズンからとなる。

 アルトゥールを獲得したユベントスは、7200万ユーロ(約87億円)の移籍金と最大1000万ユーロ(約12億円)のインセンティブを支払うと認めており、ピャニッチが加入することになるバルセロナも、6000万ユーロ(約72億円)の移籍金に500万ユーロ(約6億円)のボーナスが加わる可能性があると述べている。

 二つの契約は別々に成立しており、それによって両クラブは、会計年度末となる6月30日を前に利益額を押し上げることができるようになった。

 ピャニッチの4年契約には4億ユーロ(約480億円)の契約解除金が含まれており、アルトゥールは2025年までの5年契約になるという。

 8月に予定されている欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)の終盤戦を含め、両選手は2019-20シーズンが終了するまで現在のチームでプレーし続ける。

 そのため、同大会の決勝トーナメント1回戦第2戦が未消化となっているバルセロナとユベントスがともに勝ち上がれば、ポルトガルで行われる準々決勝以降で、アルトゥールとピャニッチは来季からプレーするクラブと対戦する可能性が残されている。(c)AFP/Thomas ALLNUTT