【6月30日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間30日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は50万2599人に増加した。

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 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計1020万8540人余りの感染が確認され、少なくとも509万4900人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 29日午前4時以降、新たに2969人の死亡と14万4004人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの552人。次いでインド(380人)、メキシコ(267人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに12万5928人が死亡、256万4163人が感染し、少なくとも68万5164人が回復した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は5万7622人、感染者数は134万4143人。以降は英国(死者4万3575人、感染者31万1965人)、イタリア(死者3万4744人、感染者24万436人)、フランス(死者2万9813人、感染者20万667人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの84人。次いで英国(64人)、スペイン(61人)、イタリア(57人)、スウェーデン(53人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万3512人、回復者数は7万8460人。

 地域別の死者数は、欧州が19万6428人(感染266万794人)、米国・カナダが13万4538人(感染266万7981人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が11万2321人(感染249万1030人)、アジアが3万3689人(感染125万1153人)、中東が1万5819人(感染74万3172人)、アフリカが9671人(感染38万5166人)、オセアニアが133人(感染9244人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP