【6月30日 Xinhua News】中国が初めて最新の耐空性基準に基づき開発した国産ジェット旅客機「C919」が28日、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uygar Autonomous Region)のトルファン市(Turpan)に到着した。1カ月間の高温下での特別飛行試験を実施する。

 C919は中国の航空機メーカー、中国商用飛機(COMAC)が設計・製造した、独自の知的財産権を有する大型民用旅客機。座席数が158~174席で、航続距離が4075~5555キロに達する。

 トルファン空港安全監督管理部の王立飛(Wang Lifei)責任者によると、C919の飛行試験チームはこれまでの全国空港の気象データを分析した上で、同空港の気温条件が飛行試験の基準を満たしているとの結論を出し、現地で飛行試験を実施し、飛行性能のデータを収集することを決定した。空港は各テストの達成を確実にするため全力を尽くしているという。(c)Xinhua News/AFPBB News