バングラ首都の河港でフェリー同士が衝突、30人死亡
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【6月29日 AFP】バングラデシュの首都ダッカで29日、フェリー同士の衝突により1隻が転覆して沈没し、少なくとも30人が死亡、十数人が行方不明となった。救急当局が明らかにした。
中部ムンシガンジ(Munshiganj)県を出港したフェリー「モーニングバード(Morning Bird)」は午前9時半(日本時間午後0時半)ごろ、ショドルガット(Sadarghat)港に停泊しようとしたところ、別のフェリーに背後から衝突され、その後沈没した。
ショドルガットは、同国南部を結ぶ船数百隻が利用する、ダッカの主要河港。
消防隊のダイバーはAFPに対し、「男性20人、女性7人、子ども3人の計30人の遺体を収容した」と語った。
また沿岸警備隊の報道担当者は、「(フェリーには)少なくとも50人が乗っていた。救助隊のダイバーたちが捜索を続けている」と述べた。
バングラデシュ内陸水運局(BIWTA)の幹部はAFPに対し、フェリーは「超満員だったわけではなく」「不注意により」沈没したと述べた。
複数の目撃者が地元テレビ局に語ったところによると、多くの乗客が客室で身動きが取れない状態にあったという。(c)AFP/Shafiqul ALAM