【6月29日 AFP】19-20イタリア・セリエAは28日、第28節の試合が行われ、インテル(Inter Milan)は終盤の2ゴールでパルマ(Parma Calcio)を2-1で下した。

 前節、試合終了間際の同点弾でサッスオーロ(US Sassuolo)とホームで引き分けていたインテルはこの日、ジェルヴィーニョ(Gervinho)にゴールを決められ敵地で先制を許したが、残り6分でステファン・デ・フライ(Stefan de Vrij)とアレッサンドロ・バストーニ(Alessandro Bastoni)がそれぞれヘディングを決め、重要な勝ち点3を手にした。

 リーグ戦残り10節でインテルは首位ユベントス(Juventus)と8ポイント差、2位ラツィオ(SS Lazio)と4ポイント差のままとなっている。

 また、アタランタ(Atalanta)はアウェーでウディネーゼ(Udinese)に3-2で勝利した。後半から途中出場を果たしたルイス・ムリエル(Luis Muriel)の華麗な2ゴールで勝利したアタランタは、これでリーグ戦再開後3連勝となり、4位の座を盤石なものにした。

 ドゥバン・サパタ(Duvan Zapata)の得点で先制したアタランタは、31分にケビン・ラザニア(Kevin Lasagna)にゴールを決められるも、コロンビア代表のムリエルが直接FKを決めて71分に勝ち越した。

 その後、ムリエルが強烈なミドルシュートを突き刺してリードを2点に広げたアタランタは、87分に再びラザニアにゴールを決められたが、このまま逃げ切った。

 他の試合では、ASローマ(AS Roma)が敵地でACミラン(AC Milan)に0-2で敗れ、またしても欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)の出場権を逃すことになりそうだ。

 終盤にアンテ・レビッチ(Ante Rebic)とハカン・チャルハノール(Hakan Calhanoglu)がゴールを挙げたミランは、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2020-21)出場圏内の6位につけているナポリ(SSC Napoli)との勝ち点差を3のままとした。

 今季すでにイタリア杯(Italian Cup 2019-20)を制しているナポリはこの日、ドリース・メルテンス(Dries Mertens)とホセ・マリア・カジェホン(Jose Maria Callejon)、アミン・ユネス(Amin Younes)にゴールが生まれ、最下位SPALに3-1で勝利した。

 黒星を喫したローマは5位キープとなったが、ナポリとの勝ち点差は3に縮まった。一方、ローマとの差を9ポイントにまで広げたアタランタは、来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得の大本命となった。(c)AFP/Emmeline MOORE