【6月29日 Xinhua News】中国山西省(Shanxi)長治市(Changzhi)沁源県(Qinyuan)でこのほど、赤外線カメラが国家1級保護動物の華北ヒョウ(学名Panthera pardus japonensis)を捉えた。映像による確認は県内で初めて。

 同県林業・草原局の趙紅兵(Zhao Hongbing)主任によると、県は昨年、希少鳥類ミミキジの分布を調べる総合科学調査プロジェクトを開始。霊空山などの森林に赤外線カメラ200台以上を設置した。カメラの撮影データを回収した際に、華北ヒョウの行動を捉えていたことが分かったという。

 華北ヒョウは中国に唯一生息するヒョウ亜科の一種で、国家1級保護動物に指定されている。全長約1・7~2・1メートル、尾の長さが体長の半分以上を占めており、オスの体重は約60~75キロ。同省は中国北部で最も良好な森林環境を保っていることから、野生の華北ヒョウが最も多く生息している。(c)Xinhua News/AFPBB News