【6月29日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、トラベラーズ選手権(Travelers Championship 2020)は28日、米コネティカット州クロムウェル(Cromwell)のTPCリバーハイランズ(TPC River Highlands、パー70)で最終日が行われ、ダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)が通算19アンダー「261」を記録し、2位に1打差をつけて逆転勝利を飾った。最終日を3アンダーでまとめたジョンソンは、これが昨年2月以来かつ13年連続でのツアー優勝となる。

 3日目に9アンダー「61」という好スコアをたたき出し、首位ブレンドン・トッド(Brendon Todd、米国)と2打差の2位で最終日を迎えた元世界ランキング1位のジョンソンは、悪天候による中断後の終盤に足踏みしたが、なんとか冷静さを保った。

 13年連続でのツアー優勝は、ジャック・ニクラス(Jack Nicklaus)氏やアーノルド・パーマー(Arnold Palmer)氏、リー・トレビノ(Lee Trevino、米国)氏、タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)といった一流選手しか成し遂げていない。

 この偉業に並んだジョンソンは「素晴らしい連続優勝であるのは明らか。そうした選手らと共に自分の名が挙がるのは、いつだってうれしい」とコメントした。

「連続優勝を続けられた自分を誇りに思うし、これを維持したい。だが、前回の勝利からは時間がたちすぎてしまった。次の勝利まではこんなに間が空かないことを願う」

 2位には1打差でケビン・ストリールマン(Kevin Streelman、米国)が入り、ウィル・ゴードン(Will Gordon、米国)とマッケンジー・ヒューズ(Mackenzie Hughes、カナダ)が通算17アンダーで3位タイに、最終日を「67」で終えたケビン・ナ(Kevin Na、米国)が同16アンダーで5位となった。

 一方、首位で最終日を迎えたトッドは5オーバー「75」と振るわず、通算13アンダーでロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)ら8選手と並び11位タイに終わった。(c)AFP