【6月29日 AFP】ロードレース世界選手権(WGP 2020)に参戦するドゥカティ(Ducati)のアンドレア・ドビツィオーゾ(Andrea Dovizioso、イタリア)が、シーズン開幕が数週間後に迫る中で鎖骨を骨折し、手術を受けることになった。チームが28日に発表した。

 34歳のドビツィオーゾは、伊エミリアロマーニャ(Emilia Romagna)州の故郷の町にほど近いファエンツァ(Faenza)で負傷した。チームがツイッター(Twitter)で「アンドレア・ドビツィオーゾはファエンツァでモトクロスのレースに出場した際にクラッシュし、左の鎖骨を痛めた」と発表した。

 チームは負傷の程度を明らかにしていないが、イタリアメディアが骨折だと報じている。ドゥカティは、医師との相談の上、「本人が今夜モデナ(Modena)で手術を受け、2020年シーズン開幕までの復帰を目指すことを決めた」と続けた。

 ドビツィオーゾは2013年からドゥカティに所属し、過去3シーズンはレプソル・ホンダ(Repsol Honda)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)に次ぐ年間2位に入っていた。

 MotoGPクラスの2020年シーズンは、7月19日にスペインのヘレス・レーストラック(Jerez Racetrack)で行われるレースで開幕する。もともとは3月8日のカタールGPで開幕する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期になっていた。(c)AFP