通信大手3社、5G料金プラン値下げ
このニュースをシェア

【6月28日 Xinhua News】中国通信大手3社の中国電信集団(チャイナテレコム、China Telecom)、中国移動通信集団(チャイナモバイル、China Mobile)、中国聯合網絡通信集団(チャイナユニコム、China Unicom)が第5世代移動通信システム(5G)料金プランの割引を次々と開始し、月額100元(1元=約15円)以下のプランも出現している。上海証券報が伝えた。
まず割引に踏み切ったのは中国移動通信集団。アプリで確認したところ、割引後の料金プランは最安で月額69元だった。
3社のうち割引幅が最も大きいのも中国移動通信集団だ。北京市を例に取ると、同社の月額128元のプラン「5G暢享(個人版)」は88元に値下げされ、割引幅は31%。中国聯合網絡通信集団は「5G暢爽・氷激凌」を129元から90元に30%値下げし、中国電信集団は「5G暢享」を129元から103元に20%値下げした。
アナリストの付亮(Fu Liang)氏によると、5G展開の現状や5G料金プランの推移などの要因を合わせて考えれば、通信大手の5G料金プラン値下げの目的はライバルをつぶすということではなく、工夫を凝らして5G利用者を引き付け、5G通信網の利用率を高めることにある。
5G対応スマートフォンの最低価格が1500元を割り込み、5G通信網のカバー範囲が広がる中、通信キャリアはより加入しやすい料金プランを打ち出し、さらに多くの第4世代移動通信システム(4G)利用者の5G乗り換えを促そうとしている。「そのために通信キャリアは5G料金プラン値下げの時期が到来していると判断している」と付氏は語った。(c)Xinhua News/AFPBB News