【6月28日 AFP】19-20ドイツ・ブンデスリーガ1部は27日、第34節の試合が行われ、ヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)は6-1でケルン(1. FC Cologne)を下し、プレーオフにまわる16位に滑り込んで残留に望みをつないだ。

 大迫勇也(Yuya Osako)の2ゴールなどで大勝したブレーメンは、ウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)に0-3で敗れたフォルトゥナ・デュッセルドルフ(Fortuna Dusseldorf 1895)に代わって最終節で16位に浮上し、昇降格プレーオフに臨むことになった。

 一方、敗れたデュッセルドルフはブレーメンと勝ち点1差の17位に転落し、SCパーダーボルン07(SC Paderborn 07)とともに降格が決まった。

 ブンデスリーガでのクラブ通算1900試合目を終えたブレーメンのフロリアン・コーフェルト(Florian Kohfeldt)監督は、「プレッシャーの中で素晴らしい試合内容を見せた」「しかしみんな分かっている通り、まだ何かを成し遂げたわけではない。プレーオフではさらに感情が高まるだろう」と話した。

 ブレーメンはブンデスリーガの在籍年数が最も長いクラブで、2部で戦ったのは1980-81シーズンの1回しかない。7月2日に第1戦が行われるプレーオフでは、ハイデンハイム(1. FC Heidenheim)か、近隣のライバルで、こちらも近年は苦しんでいる古豪ハンブルガーSV(Hamburger SV)と対戦する。

 リーグ8連覇を決めている王者バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は、VfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)と敵地で対戦し、4-0で快勝して優勝トロフィーを掲げた。

 ロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)はPKを決めてシーズン34得点目を記録し、5回目の得点王を獲得した。他にキングスレイ・コマン(Kingsley Coman)、ミケール・キュイザンス(Michael Cuisance)、トーマス・ミュラー(Thomas Mueller)が得点したバイエルンは、結局2位のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に勝ち点13差をつけてシーズンを締めくくった。

 ミュラーはコマンの先制点をお膳立てしてリーグ新記録となる21アシストを達成。チームもミュラーの4点目で今季リーグ戦100ゴールに到達したが、こちらはリーグ記録に1点届かなかった。

 バイエルンを指揮した31試合で28勝を挙げたハンジ・フリック(Hansi Flick)監督は「チームのここ数か月のプレーを誇りに思う」と話した。

 欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)の出場権はRBライプツィヒ(RB Leipzig)とボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)が獲得し、バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)は出場を逃した。

 ライプツィヒとボルシアMGはそれぞれFCアウクスブルク(FC Augsburg)とヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)を2-1で下し、レバークーゼンもマインツ05(Mainz 05)に1-0で勝利したが、ボルシアMGと勝ち点2差の5位を抜け出せなかった。

 すでに2位を確定させているドルトムントは、1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)に0-4で大敗してシーズンを終えた。ホッフェンハイムではアンドレイ・クラマリッチ(Andrej Kramaric)が全ゴールを奪取し、ノールックのPKも決めた。(c)AFP/Ryland JAMES