【6月28日 AFP】イングランドFAカップ(FA Cup 2019-20)は27日、準々決勝が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は10人のノリッジ・シティ(Norwich City)に苦しみながらも、終盤のハリー・マグワイア(Harry Maguire)のゴールで2-1で勝利し、4強入りを果たした。

 敵地キャロウ・ロード(Carrow Road)に乗り込んだユナイテッドはオディオン・イガロ(Odion Ighalo)のゴールで先制すると、その後トッド・キャントウェル(Todd Cantwell)に同点弾を許したが、89分にイガロを倒したティム・クローゼ(Timm Klose)が退場となり、1人多い状況になった。

 すると、徐々にノリッジをすり減らしたユナイテッドは、延長後半の118分にイングランド代表DFのマグワイアが決勝点をマーク。公式戦での無敗を14に伸ばし、ここ3年で2度目となる決勝進出へ踏みとどまった。

 12度の大会制覇を誇るユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督は「4強に残れてうれしい。きょう出た多くの選手は前の試合に出場していなかったが、これで90分か120分プレーすることができた」とコメントした。

 また、「変更が多かったから、選手にとっては簡単ではなかったと思う。最高の試合ではなかったが、しっかりとボールをキープできていたと思う」と振り返った指揮官は、優勝へ向けてはチームの選手層の厚さが大きな役割を果たすことになるだろうと語った。(c)AFP