【6月27日 AFP】男子ゴルフのデニー・マッカーシー(Denny McCarthy、米国)は26日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性が判明し、米コネティカット州クロムウェル(Cromwell)のTPCリバーハイランズ(TPC River Highlands、パー70)で行われているトラベラーズ選手権(Travelers Championship 2020)を棄権した。ゴルフ選手の陽性者は、ツアーが再開されてからこれで3人目となった。

 PGAツアー初優勝を目指していた27歳のマッカーシーは、午後のティーオフを前に今大会の第2ラウンドを棄権した。米放送局ゴルフ・チャンネル(Golf Channel)のキャスターには、3アンダー「67」の好スコアを記録した初日のラウンド後に症状が出たと明かした。

「ラウンドを終えてから体の痛みと疲れを感じた」というマッカーシーは、「月曜日から水曜日までかなり練習していたから、特に気にしていなかった」ものの、夜に目が覚めても痛みが残っており、26日にコースに出る前に検査を受けるのが最善であると判断したという。

「真夜中に目が覚めたら体のうずきや痛みがすごくて、何かおかしいと分かった」

 そして検査の結果、前週のRBCヘリテージ(RBC Heritage 2020)で陽性が判明したニック・ワトニー(Nick Watney)と、今大会を控えた23日に同様の結果が出たキャメロン・チャンプ(Cameron Champ)の同胞2人に加わることになった。

 今週はブルックス・ケプカ(Brooks Koepka、米国)とグレーム・マクダウエル(Graeme McDowell、北アイルランド)のキャディーも陽性が判明し、両選手は練習ラウンドで濃厚接触していたため大会を欠場した。

 一方、マッカーシーと初日に同組でプレーしていたバド・カウリー(Bud Cauley、米国)とマット・ウォレス(Matt Wallace、イングランド)は、この日の検査でいずれも陰性だったとゴルフ・チャンネルで報じられた。しかし、プレーの続行に関してはそれぞれ違う決断を下した。

 第1ラウンドで「69」をマークしたカウリーは、「検査で陽性だったからではなく、念のために」大会を棄権。初日を「70」でホールアウトしたウォレスは、予定通り2日目のラウンドに臨んだ。(c)AFP