【6月27日 Xinhua News】中国重慶市(Chongqing)で25日、「失われた黄金郷-アンデス文明特別展」が開幕した。9月15日まで開かれる。

 重慶中国三峡博物館で始まった同展は、ペルーの有名博物館11館から集まった出土文化財157点(組)を展示。陶器や金器、織物、ミイラなどがあり、年代は約3千年間に及ぶ。

 同展の関係者は、アンデス文明の大規模な展示が中国南西部で開かれるのは今回が初めてだと紹介。16世紀に欧州の探検家の間で広まった黄金郷伝説を展示の切り口としており、大航海時代を背景に、手工芸や農業生産、建築、宗教、社会生活など多くの視点から同文明の神秘に迫っていると語った。

 アンデス文明は、現在のペルー・クスコ盆地とペルー・ボリビア国境にまたがるチチカカ湖を中心に、ペルーの大部分とボリビア、エクアドル、アルゼンチン、チリの一部地域に広がっていた。(c)Xinhua News/AFPBB News