【6月26日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは25日、第31節の試合が行われ、2位マンチェスター・シティ(Manchester City)が敵地でチェルシー(Chelsea)に1-2で敗れたため、リバプール(Liverpool FC)の30年ぶりとなる優勝が決定した。リバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は、「素晴らしい偉業」とたたえた。

 シティが敗れたことで、2位との勝ち点差が23となったリバプールのリーグ制覇は通算19回目で、7試合を残しての優勝は史上最速となる。

 24日に本拠地アンフィールド(Anfield)でクリスタルパレス(Crystal Palace)を4-0で下したリバプールは、優勝にあと2ポイントと迫っていた。

 新型コロナウイルスによる3か月間の中断により、待望のリーグ優勝がさらに延びていたリバプールだが、シティが敵地で敗れたことによりついに念願がかなった。

 クリスティアン・プリシッチ(Christian Pulisic)の得点で先制されたシティは、ケビン・デ・ブルイネ(Kevin de Bruyne)のゴールで追いつくも、78分にはフェルナンジーニョ(Fernandinho)がペナルティーエリア内でハンド。このPKをウィリアン(Willian Borges da Silva)に決められ、シティの3連覇の夢はついえた。

 試合終了のホイッスルが鳴った直後、リバプールはツイッター(Twitter)に「われわれがプレミアリーグ王者!!」と記したのに対し、シティは祝福の言葉を投稿した。

 リバプールのクロップ監督は、英スカイ・スポーツ(Sky Sports)に「シティ戦の100分間はとても緊張した。あまり没頭したくなかったが、見ているとそうなるもの」とコメントした。

「選手たちによる素晴らしい偉業だ。彼らを指導することは私にとって大きな喜び。私は30年も待ったわけじゃないし、ここに来てまだ4年半だが、特に3か月の中断があってリーグ戦を続けられるか誰にも分からなかったから、かなりの偉業だ」 (c)AFP/Oli SCARFF