【6月25日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は24日、大統領選を4日後に控えるポーランドのアンジェイ・ドゥダ(Andrzej Duda)大統領とホワイトハウス(White House)で会談し、ドイツ駐留米軍の一部をポーランドに移す計画を明らかにした。

 トランプ氏はドゥダ氏と大統領執務室(Oval Office)で会談した後、ドイツ駐留米軍を5万2000人から2万5000人に縮小する方針を発表。「一部は帰国し、一部は別の場所に移ることになるだろう」「別の場所の一つは、ポーランドになるだろう」と述べた。

 ドイツ駐留米軍の一部をポーランドに再配置することは、ロシアに対するどのようなメッセージになるかと問われると、トランプ氏は「とても強いシグナルを送るものだと思う」と答えた。

 ドゥダ氏はわずか4日後の28日に2期目をかけた大統領選挙を控えており、トランプ氏との会談のタイミングをめぐっては、選挙前に棚ぼたの利益を得ようとしていると非難されていた。

 トランプ氏は、ドイツからポーランドに移す兵士の数には触れなかった。しかし、ポーランドの主要紙ジェンニク(Dziennik Gazeta Prawna)は、ドイツ駐留米軍からF16戦闘機30機と兵士約2000人がポーランドに移る可能性があると報じている。(c)AFP/Jerome Cartillier and Chris Lefkow