【6月24日 Xinhua News】歩行支援ロボット、インテリジェント介護ロボットなどが今、ネットショップの宅配によって、中国の庶民の家に届き始めている。

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 京東プラットフォームの新松松康旗艦店で販売されているロボット製品には、歩行支援ロボット、4機能インテリジェント介護ベッド、6機能インテリジェント介護ベッドなどがある。商品の内容説明は全面的かつ詳細で、画像や動画もあり一目で分かるようになっている。

 そのうちの1枚の画像は、みたところ普通のシングルベッドだが、操作をすればインテリジェント介護ロボットに変わり、障害のある高齢者にサービスを提供できる。ユーザーは、スマホ、タブレット、または音声や目でロボットを操作することで、介助が必要な人に上半身を起こさせたり、寝返りを打たせたりといったリハビリの手助けをすることが可能だ。

 こうした多機能のインテリジェント介護ロボットは、身体に障害のある人や高齢者をケアする一般的な機能を集めた。瀋陽新松機器人自動化(Siasun Robot&Automation)の医療・ヘルスロボット事業部の李学威(Li Xuewei)総経理は、ロボットを使用して日常の介護をサポートすれば、介護者の労働を軽減し、介護の効率を上げ、被介護者の生活の質を向上させることができると述べた。

 新松のブランド・広報部の哈恩晶(Ha Enjing)部長は、今年初め、当社が瀋陽市紅十字会(赤十字社)に寄贈した物品運搬ロボット、インテリジェント介護ベッド、インテリジェント食事配膳ロボットなどは新型コロナ流行期間に重要な役割を果たし、より多くの人々に、インテリジェントロボットの病人看護補助の可能性をわからせたと述べた。

 新松がロボットのネット発売を始めてから日が浅く、注文もさほど多くないが、同社はこれが、可能性のある、潜在的な消費の傾向だとみている。(c)Xinhua News/AFPBB News