【6月23日 AFP】韓国の疾病管理本部は23日、新型コロナウイルスの新たな感染者46人を確認したと明らかにした。うち30人は海外からの入国者で、感染者は累計1万2484人となった。疾病管理本部は韓国が感染第2波に直面しているとの認識を示している。

 韓国では先月、1日当たりおよそ35〜50人の感染が発生し、多くが全人口の半分が集中するソウルの首都圏で確認されている。

 疾病管理本部の鄭銀敬(チョン・ウンギョン、Jung Eun-kyeong)本部長は「5月の祝日が引き金となって以降、感染の第2波が続いているとみている」と述べた。

 ソウル近郊で集団感染が発生したことを受け、当局は5月下旬にソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)を再び導入している。また、ここ1週間で確認された感染のほとんどが国内で発生したものだった。

 朴元淳(パク・ウォンスン、Park Won-Soon)ソウル市長は22日、今後3日連続で感染者が30人を超えた場合、ソーシャル・ディスタンシングを改めて強化すると明言。また、現段階で感染拡大を阻止できなければ1日あたりの感染者数が800人近くに増える可能性もあると指摘した。(c)AFP